労働関連NEWS
現状追認、20条の理念は?――長澤運輸事件・東京高裁判決
「現状追認判決だ」注目された長澤運輸事件の控訴審判決直後の会見で、原告が所属する全日本建設運輸連帯労働組合の小谷野毅書記長は、判決に対し怒りを込めてこう語った。「社会問題化している格差や差別の不合理性を糺すのが労働契約法20条の理念。定年後再雇用だから仕方ないというのは到底承伏できない」とも述べ...
定年後の賃金引下げ容認――東京高裁
定年後の再雇用で、職務内容などが同じにもかかわらず賃金が低下するのは違法として長澤運輸(株)(神奈川県横浜市)の労働者3人が同社を訴えた裁判の控訴審で、東京高裁(杉原則彦裁判長)は、賃金引下げを認める逆転判決を下した。高年齢者の賃金引下げは、広く行われ社会的にも容認されているとする。1審(東京地裁...