多重派遣で事業停止命令――東京労働局

 東京労働局(西岸正人局長)は、システムエンジニアの多重派遣を行ったとして、特定派遣元事業主でIT企業の(株)アルバドア(東京都中央区)に対し、労働者派遣法に基づき事業停止および事業改善を命令した。他社から受け入れた労働者を「出向」などと称して通信サービス会社に送り込んでいたが、実態は職業安定法で禁止されている労働者供給事業の状態だった。多重派遣に関与した派遣元は10社に及ぶ。このうち、他社が雇用する労働者をアルバドアに派遣した一般派遣元事業主(株)アクセントキーテクノロジー(東京都港区)にも事業改善を命じている。

 

提供:労働新聞社

(2015年7月6日 更新)

 

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