熱中症・対応手順定めず指名停止に 重症化の原因と認定――三重県
三重県は、職場で熱中症が発生した際の対応手順を定めず、重度の熱中症による負傷者を生じさせたとして、(株)タキックス(三重県多気町)を11月14日まで1カ月の資格(指名)停止とした。同社はこの間、同県が発注する工事などの入札参加資格を失う。7月に、同県が発注する県道の除草業務に従事していた労働者が熱中症となり、入院治療を受けた。同県の独自調査により、6月施行の改正労働安全衛生規則に基づく対応手順を定めていなかった事実が発覚。資格停止措置要件の「工事関係者に負傷者を生じさせた」に抵触するとした。
提供:労働新聞社
(2025年10月27日)