技能実習生使用事業場・建設業9割が法違反 全業種を10ポイント上回る ――千葉労働局
千葉労働局(小山英夫局長)は、令和6年に実施した技能実習生を使用する事業場に対する監督指導結果をまとめた。とくに建設業における違反が顕著で、監督指導を実施した事業場の9割超で労働基準関係法令違反が発覚した。全業種平均を10ポイント近く上回っている。建設業での違反がめだった背景として、同労働局は県内企業の人手不足を挙げた。技能実習生の受入れ体制の整備や受入れ後のサポートに人員を割いた結果、労働基準関係法令への対応が甘くなったとみている。
提供:労働新聞社
(2025年10月20日)