清掃時の機械不停止めだつ 死亡災害多発で監督――神奈川労働局

 神奈川労働局(児屋野文男局長)は、死亡災害の増加を受けて今年6~7月に重点的に実施した災害時監督・定期監督の結果を取りまとめた。災害時監督では、対象事業場の83.0%に当たる117事業場で労働安全衛生関係法令の違反がみられ、とくに清掃時に機械を停止しないなどの行動に起因するケースがめだった。建設業を中心に実施した定期監督では、重大災害につながる、墜落防止措置や足場に関する違反が多かった。同労働局安全課は、従業員教育などの安全管理が不十分とみて、事業場への積極的な集団指導などを通じて、遵法意識の向上を狙う。

 

提供:労働新聞社

(2025年10月06日)

 

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