労働者死傷病報告・横転事故を隠し送検に 運輸局の調査恐れ――八女労基署

福岡・八女労働基準監督署(渡辺義幸署長)は、虚偽の内容を記載した労働者死傷病報告を提出したとして、運送業の九州配送センター(株)(福岡県八女市)と同社総務部長を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで福岡地検久留米支部に書類送検した。同社はトラックの横転により運転者が肋骨を骨折した労働災害について、運転中ではなく、自社の敷地内での荷卸し作業中に発生したと偽装した疑い。同労基署は、運輸局の調査を恐れたものとみている。

 

提供:労働新聞社

(2023年7月3日)

 

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