客室乗務員・3年超での無期転換認める オランダ法を適用――東京地裁

KLMオランダ航空で客室乗務員として働いていた労働者29人が雇止めは違法と訴えた裁判で、東京地方裁判所(布施雄士裁判長)は29人全員の無期転換を認める判決を下した。オランダ法を適用し、通算期間3年超での無期労働契約成立を認定している。法の適用に関する通則法は労働契約について、最も密接な関係がある地の強行規定は当事者の選択にかかわらず、労働者の意思表示により適用すると定めている。同地裁は人事管理の実態から、最密接関係地はオランダと指摘。オランダ法により、有期労働契約が3年を超えた時点で無期労働契約が成立しているとした。

 

提供:労働新聞社

(2023年4月24日)

 

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