セクハラ・パワハラ/行為者と会社に賠償命じる 責任転嫁のうえ叱責――東京地裁

(株)データサービス(東京都新宿区)で働く労働者が2人の上司によるセクハラ・パワハラは違法と訴えた裁判で、東京地方裁判所(西澤健太郎裁判官)は同社と上司らに対し、慰謝料など計103万円の支払いを命じた。自身の誤りが原因のミスにもかかわらず、労働者の責任として不必要に叱責して謝罪を求め、ミスにより生じた費用を負担させた行為や、飲み会で労働者に3度抱きついた行為などを不法行為と指摘。セクハラに関する相談に対し、同社が対応しなかったのも債務不履行に当たるとした。

 

提供:労働新聞社

(2022年11月28日)

 

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