法令違反公表事案・6年度分は約500件に 大阪がトップの39件――厚労省

 厚生労働省は4月30日、令和6年度の1年間に労働基準関係法令違反により書類送検されるなどした企業のリストを公表した。都道府県労働局による公表事案を取りまとめたもので、全国で493件に上る。都道府県別では大阪が最も多く、39件公表した。次いで東京28件、愛知25件と続いている。大阪では違法な時間外・休日労働に関する違反がめだっており、労働基準法違反として公表した12件のうち、9件が労基法第32条(労働時間)、第35条(休日)、第36条(時間外及び休日の労働)の違反だった。東京では労働安全衛生法違反が23件で、公表件数の9割を占めている。

 

提供:労働新聞社

(2025年05月19日)

 

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