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会場

イマドキのパワハラ問題とその対処法

―パワハラがもたらす労働法的リスクと該否の判断基準等―

 最近はパワーハラスメントという言葉を目にしない日のほうが少ないくらいに世の中に浸透し、問題となっております。通常は、使用者の指揮命令の下に労働者がその労務を提供することが予定されており、必然的に多くの場合は上司の部下に対する権限行使の場面においてパワハラ問題が発生することとなりますが、最近ではそれ以外にも部下から上司、同僚間、正社員と非正規社員との間などでパワハラが問題となるケースが増えております。
 また、最近ではメンタル不調に陥った場合などに、実はその背景にパワハラがあり、それが元でメンタル不調となったというようにパワハラをセットに訴訟等となるケースも非常に増えております。
 そういった実務の個々のケースにおいて、一番問題となるのが「業務上の適正な指導か、パワハラに該当するのか」、つまり「業務の適正な範囲」に入るのかどうかであり、最終的には裁判例の集積と検討によるところになりますが、業務命令の目的と方法の両面より考察する以外にないのが現状です。
 そこで、今回は髙井・岡芹法律事務所の岡芹弁護士をお招きし、昨今のパワハラ問題の背景とその対処方法等について、くわしくご解説いただきます。ぜひご利用ください。

講師紹介

岡芹 健夫

髙井・岡芹法律事務所 所長弁護士

髙井・岡芹法律事務所 所長。
平成3年早稲田大学法学部卒業、同年司法試験合格。
平成6年司法修習所修了(第46期)、第一東京弁護士会登録、髙井伸夫法律事務所入所。
平成21年髙井伸夫法律事務所所長代行就任。
平成22年髙井・岡芹法律事務所に改称、同所所長就任。
企業側の立場から各種人事・労務問題の解決に取り組み、経営法曹として高い実績をもつ。

開催内容

1. はじめに・最近の雇用環境、問題を考える上で押さえておきたいポイント

2.パワハラの定義・基準とは

3. 精神障害に関する業務上外の判断基準等について

4. パワハラに関する裁判例の検討

・損害賠償請求事件 前田道路事件、岡山県貨物運送事件 等

・労災事件 国・静岡労働基準監督署長(日研化学)事件、平塚労働基準監督署長事件 等

 5. 実務における対処方法

・パワハラ予防

・パワハラ防止規定例

・パワハラによる精神疾患、労働者いじめが頻発するブラック企業だ、等の風評被害への対処 等

6.まとめ、質疑応答

開催概要

会  期 2015年7月2日(木)13:30~16:30(13:00より受付開始)
会  場 MAP東京文化会館 4階 大会議室
東京都台東区上野公園5ー45

※JR線「上野駅」 公園口改札から徒歩1分。東京文化会館 楽屋口よりお入りください。
参加費 会員様/16,200円(税抜15,000円) 
一般様/27,000円(税抜25,000円)
(1名様についての料金です。テキスト代・税込。)
注  意

  • お申し込みの際、ご提供いただく個人情報は厳重に管理し、ご同意なしに第三者に開示、提供いたしません。また、セミナー等のご案内や連絡、訪問等の営業活動に際して利用させていただきます。
  • お申込は先着順に受付し、請求書、会場案内図等をお送りいたします。 開催日前までのお支払をお願いいたします。
  • 会場内での録音、配布した資料の複製・頒布は禁止させていただきます。
  • 参加費は下記口座にお振込みください。お振込み手数料はお客様にてご負担下さい。
    みずほ銀行 江戸川橋支店 当座預金 13016
    口座名 株式会社労働開発研究会
  • 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をご考慮ください。

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