―過労死等防止への総合対策推進の法律成立の意味、今後求められる取り組み等―

「過労死等防止対策推進法」が26年6月20日に成立し、本年11月施行を目指しております。長年社会問題となってきた過労死や過労自殺を防ぐ対策を国の責務とする法律で、規制や罰則はありませんが、常態化している過重労働の改善につながると期待されています。
現在も企業の労務管理において、長時間労働の是正やメンタルヘルス対策等は、社員の健康を守る重要な安全対策として取り組まれています。しかし長時間労働等により心身の健康を害したり、仕事上のストレスが原因で自殺や自殺未遂に至る過労自殺が若い世代を中心に増加するなど、大きな社会問題となっております。加えて最近のブラック企業問題など、雇用環境の悪化も懸念される状況です。
今回の「過労死等防止対策推進法」により過労死等防止への企業の取り組みは今後どのように変化するのでしょうか。
そこで本例会では、過労死防止基本法の制定をめざす実行委員会事務局委員として活動を続けて来られた弁護士の三浦先生を講師にお招きし、法案の内容と課題、今後企業が取り組むべき対策等について、お話しいただきます。ぜひご利用ください。

【重要ポイント】法の理念・目的、過労死防止への取り組みはどう変わるか、過労死問題の実態と企業に求められる対策、働き方は変わるか　等