GE横河メディカルシステム人事制度紹介
「人物」を評価する360度（全方位） サーベイ制度
―360度評価を体系化ー360度リーダーシップ調査ーとしての運用と課題―

コスト削減手段として人件費にも目が向けられるようになり、従来からの 「年功序列」制度が多くの企業で見直され、今では「成果主義」をはじめ、「コンピテンシー評価」 といった様々な各企業独自の制度が導入されています。しかしながら現実には、 企業風土に馴染まず失敗した例も多々出てきています。
GE横河メディカルシステム株式会社の360度リーダーシップ調査は「業績」よりも「行動規範」 を重点的に評価する制度として1994年から運用されています。
今回は、この制度の設計を担当されたGE横河メディカルシステム株式会社人事部の佐藤千佳氏をお迎えし、 制度概要とポイント、運営実務上の課題等についてお話を伺います。

【重要ポイント】
１．個人の評価を行なうにあたり上司・同僚・部下・取引先を含む評価者を選ぶなど、あらゆる角度から評価する。
２．「階層別に育成し、その中から幹部を選ぶ」日本企業とは選任・評価等の考え方が180度異なり、 「業績だけを上げている者が必ずしも高い評価を得られるとは限らない」。