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第2600回「改正労働契約法の解説(労働者側視点から)」

派遣法の改正に続き、非正規労働者の処遇改善と雇用の安定を目指す労働契約法が本年8月3日の参院本会議で民主、自民両党などの賛成多数で可決、成立しました。改正内容としては、契約社員やパートなど働く期間が決まっている有期雇用の労働者が、同じ会社で5年を超えて働いた場合、本人の希望に応じ期間を限定しない「無期雇用」への転換を企業に義務付けることとされました。しかし、その際の賃金や勤務時間などの労働条件は、無期雇用に転換後も有期のときと原則同じとすることとされております。さらに、不当な雇い止めを防ぐため、契約更新が繰り返されるなど「(労働者にとって)雇用が継続されると期待することに合理性が認められる」場合、雇用の打ち切りを制限するとし、また職場を離れて6か月を経過すれば、それまでの有期雇用期間がリセットされるいわゆるクーリングオフ制度も導入されました。本改正は2013年春頃に施行となり、18年春からの適用を予定しております。
今回は労働者側の視点から、日本労働弁護団常任幹事の小川先生を講師にお招きし、改正された労働契約法の内容、また企業実務に与える影響等についてお話しいただきます。ぜひご利用下さい。

【重要ポイント】 労働者が希望すれば期限のない雇用契約へ切り替え、5年以下で契約を打ち切ることは問題になるのか 他

講師紹介

小川英郎

ウェール法律事務所 パートナー弁護士/日本労働弁護団常任幹事

1985年3月 京都大学法学部卒業
職歴 1985年4月から1994年12月 社団法人共同通信社勤務
ウェール法律事務所共同経営者(パートナー)

日弁連貧困問題対策本部事務局次長(2010年~)
第二東京弁護士会 労働問題検討委員会委員(2011年~)
東京労働局 紛争調停委員(2010年~)
日本労働弁護団 事務局長(2004年)
日本労働弁護団 常任幹事(2001年~)
第二東京弁護士会 刑事弁護委員会副委員長(2001年)

開催概要

会  期 2012年10月19日(金)15:00-17:00
会  場 MAPきゅりあん(品川区立総合区民会館) 7FイベントホールAB
東京都品川区東大井5-18-1
※JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線「大井町」駅下車 徒歩1分
参加費 法人会員様は5名様まで無料です。
非会員様ご参加の場合、お一人様12,600円(税抜き12,000円)となります。
注  意
  • お申し込みの際、ご提供いただく個人情報は厳重に管理し、ご同意なしに第三者に開示、提供いたしません。また、セミナー等のご案内や連絡、訪問等の営業活動に際して利用させていただきます。
  • 会場内での録音、配布した資料の複製・頒布は禁止させていただきます。
  • 非会員様へは請求書を発行させていただきます。開催日前までのお支払をお願いいたします。
  • 参加費は下記口座にお振込みください。お振込み手数料はお客様にてご負担下さい。
    みずほ銀行 江戸川橋支店 当座預金 13016
    口座名 株式会社労働開発研究会
  • 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をご考慮ください。

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