冬のボーナス、削減広がる コロナ禍で業績悪化の企業

 新型コロナウイルス感染拡大で業績が悪化した企業の間で、今冬のボーナス大幅削減に踏み切る動きが広がっている。全日本空輸やJTBは支給を見送り、三菱自動車は既に妥結していた水準から約2割減額する。収益改善が狙いだが、人件費の削減は消費の冷え込みやさらなる景気悪化にもつながりかねず、影響が懸念される。
 ボーナスの大幅削減は、需要の落ち込みが厳しい航空や鉄道、旅行関連などの業界を中心に相次いでいる。スカイマークも支給を見送るほか、JR西日本は冬のボーナスに相当する年末手当の支給額を2・69カ月分から1・5カ月分に減らす。東京ディズニーランド(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドは冬のボーナスを当初計画比で7割削減する。
 明治安田総合研究所の小玉祐一フェローチーフエコノミストは「冬のボーナス削減に踏み切る企業は予想以上に多い印象だ。個人消費への影響は早ければ年末から年明けにかけて出てくるかもしれない」と話した。

 

提供:共同通信社

(2020年10月13日)

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