就活費用は3分の1 ウェブ面接で交通費減

 就職活動をしている大学生らが3~5月に使った交通費などの費用は平均約2万9千円と、前年学生の同時期に比べて3分の1に減ったことが、就職情報大手マイナビ(東京)の調査で分かった。新型コロナウイルス感染拡大の防止が求められる中でウェブ面接が主流となり、移動の費用が抑えられたことが要因。
 調査は5月下旬にインターネット上で実施された。来春卒業予定の大学生や大学院生の計2202人の回答を集計した。
 5月に受けた面接のうち、ウェブ上での実施は94・7%を占めた。4~5月には全国で緊急事態宣言が発令され、多くの企業が対面形式から切り替えたとみられる。
 今年3~5月に就活生が使った費用は平均2万8930円。昨年の就活生が同時期に使った8万9415円から67・6%も減った。中でも交通費・宿泊費が5万円超減り、大きな割合を占めた。
 マイナビの担当者は「学生も企業もウェブ面接の利点を認識しており、今後もある程度実施されるだろう」と述べ、来年以降も費用を抑えた就活が続くとの見方を示す。一方、感染拡大に伴う業績悪化を受け、企業が採用を手控える動きも出てきており「就活が長期化することにより、学生の負担が大きくなる可能性もある」と指摘した。

 
提供:共同通信社

(2020年6月30日)

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