氷河期世代限定求人を解禁 省令改正、民間サイト対象

 厚生労働省は14日、バブル崩壊後に就職難だった「就職氷河期世代」に限り、年齢を制限した求人を解禁する内容の省令改正を行い、同日付で施行した。制限は原則禁止だが、この世代の就労を後押しするため、民間就職サイトや企業が手掛ける募集で限定求人を可能にする。
 厚労省は昨年8月、ハローワーク経由に限って氷河期限定採用を容認していた。求職中の就職氷河期世代が採用したい企業と、さらに出会いやすくする狙いがある。
 長年無職の人や、希望がかなわず非正規で働く人を募集の際に年齢制限を認める。対象年齢は35歳以上55歳未満。ハローワークでも同時に募集してもらい、募集条件などに不正がないかどうかを厚労省が点検する。
 国は差別を防ぐ観点から、企業が求人や採用をする際に年齢条件を付けることを法律で禁じている。ただ、60歳以上の高齢者や国の雇用促進策の対象者などに関しては省令で例外を認めている。
 加藤勝信厚労相は14日の記者会見で「これまでの職歴にとらわれず、意欲ある氷河期世代の方々の積極的な募集をお願いしたい」と述べた。政府は就職氷河期世代の集中支援を昨年打ち出し、正規雇用を3年で30万人増やす目標を掲げている。

 
提供:共同通信社

(2020年2月14日)

一覧へ戻る