労使共同宣言を破棄――JR東日本

 東日本旅客鉄道(株)は、社員の約8割が加入するJR東労組と締結し、更新を繰り返してきた「労使共同宣言」を破棄した。今期の賃上げ交渉開始早々から同労組が一方的にストライキを通告してきたためで、労使で話し合って平和裡に物事を解決することをうたった同共同宣言の趣旨に反すると判断。執行部の強硬姿勢に馴染めない者を含め、同労組からの脱退者が1万人を超す事態に至っており、とりわけ公共交通機関において、労働組合に与えられた「伝家の宝刀」の重みを裏付ける事態が生じている。

 

提供:労働新聞社

(2018年3月19日 更新)

 

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